8       測定条件の決定

8.1      RADDOSEを用いた吸収線量の計算

 

準備中(担当者にご相談ください)

 

8.2      Test Shotを用いた測定条件の決定

 

粗く測定し、X線ダメージを見積った上での条件決定をお勧めします。

 (お試しの結晶の利用をお勧めします)

1.    90試分のデータを粗く測定します。(測定方法は後述9. 単波長で測定を行うを参照してください)

              標準例) λ準例) λださ、準例) λださ~ 90  、 90  λださい定し、Exposure = 0.5 secshutterless測定、

                                          アッテネータ Al 1000mm1500mm(スナップショットの値を参考に設定)

2. HKL2000で解析(Scaling)してダメージを見積もり、アッテネータを決定します。

              例) 90 分のデータをHKL2000で解析し、Scalingによってrelative B factorを出す。

              Brel = 4 になるまで照射できるとして、これを超えないように、測定に必要なωを同じ角速度で(角度あたりの照射時間が同じになるように)測定するためのアッテネータを計算。

※目的の結晶のダメージとアッテネータの様子がわかったら、毎回する必要はありません。


 

例) λ = 1 Å 、ω = 0 °~ 90 °、Δω = 0.5 °、Exp. = 0.5 sec、アッテネータ Al 1030 mm

 

180枚( 90°分)をScalingした結果、40枚目(20秒)でBrel = 4となった。同じ角速度( 0.5 °、0.5秒)で180 °分(360枚、180秒)を測定するとき、ビーム強度を 20/180 =  0.11倍にする必要がある。

この場合は、アッテネータをおよそ590mm厚くする。(アッテネータ計算ページを利用)